2016年6月5日
今日もどこかで、かなしみが溢れています。
恋を失った人。
職を失った人。
家族を失った人。
希望を失った人。
いのちを、失った人。
亡くすことと、望むことがおなじなら、
だれかの死は、
死望。
のぞみを、おもいを、壊してしまうこと。
世間で起きる出来事に意見を述べられるほど、
博識でもなければ、強固な想いがあるわけでもない。
でも、かなしみがいやです。
震災がいやです。
拉致とか監禁とか、虐待とか置き去りとか、
ストーカーとか殺傷とか、老老介護とか無理心中とか。
不倫とか離婚とか、そんなのもです。
かなしみです。いやです。
くるしいのです。
少年兵も、ストリートチルドレンも、ジェンダー問題も、いやです。
いやです。
あいがいいです。
わたしのあいなんてとても小さくて小さくて、
脆くて脆くて、壊れそう、
なのだけれど、
包みたいのです。
わからないけれど、
何もわからないけれど、
かなしいのも苦しいのもいたいのもいやです。