地団駄
終止符を打とうと、真面目な瞳して、
顔を覗き込んだら
正面から返ってきて嬉しかったのです。
それでも、下がりきったモチベーションが上がることはないでしょう。
それを持ち主が望まないのだから。
やりたいことが他にないのなら、
続けても良いと思います。
1年、2年、って毎回毎回景色が変わるのですから。
それだけで充分な醍醐味はあるでしょう。
終止符を打とうと、呟いたら
その小さな声を拾われました。
今さらになって、
きみがぼくを認めていてくれたことを知りました。
貴方たちがぼくを認めていたことを、
頼りにしてくれていたことを、
知りました。
それだけで、
ただそれだけで、
もう嬉しかったのです。
それだけで、頑張ってきたかいがあるのです。
でも足りないのですよ。
どうせなら一番下っ端で、踠いていたいのです。
踠いたり、足掻いたり、
一生懸命でいたいのです。
一生懸命生きていたいのです。
惰性なんてつまらない。
そこに命をかけられるほどの想いがないのなら、欲しくないのです。